メディカルイラストレーターになるには
メディカルイラストレーターは日本国内で非常に需要の高い職業です。
なかなか精通している方が少ない現状、医療現場は正確にイラストを作成できる、かつ医療に関しての知識もある人材を求めています。
しかし「結局何をする仕事なのかよくわからない」という方や「どうすればなれるのか？」を知りたい人も多いと思います。
そこで今回はメディカルイラストレーターになりたいと考えている中高生の方に向けて、メディカルイラストレーター何か？メディカルイラストレーターになるには何をすべきか？ご紹介していきます。
メディカルイラストレーターとは
他の記事でも簡単に説明してはいますが、メディカルイラストレーターとはどのような職業かについてもサクッとおさらいしておきましょう。
簡単に言うならば「医療をビジュアル面」で支える仕事です。幅広くイラストを手掛けるイラストレーターと異なり「医療に特化したイラストを描く」のが役割となっております。
この仕事は医学生の教科書などに掲載されるようなリアルなイラストから、子供を対象に、可愛らしいイラストで説明するものまで、目的に合わせて表現方法を変える必要があるので高い表現力が求められます。
医学の知識が無いと描けないようなイラストを描くこともあるので、イラストの技術だけでなく医学についての知識が求められるのも特徴です。
学会で論文を発表する際の資料を必要とする医師や医薬品、医療機器のメーカーの取扱説明書はもちろん、教育機関やスポーツ医学など、あらゆる医療分野に関わる業界から需要は非常が高まっております。スキルを磨いておいて損はありません。
メディカルイラストレーターになるには
この職業を目指すならば、どのような対策をすれば良いのかについて考えていきましょう。
まず、医療に関する正しい知識が必要不可欠です。「イラストが描ける」ということは大前提です。イラストやCGの知識を学ぶことは当然のことながら、それに加えて医療分野の知識も取得できる専門学校や大学を選ぶことが一般的な方法です。
在学中に様々なスキルを身につけ、医療機器メーカーや医療関連書籍を扱う出版社などの就職を目指すことが一般的な道のりです。そこで経験や実績を積み、医師との人脈を築くことができればフリーとして独立することもできます。フリーで働く方は意外と日本国内でも多く、スキルを活かして自由に働く人も多いです。
しかし、安定した働き方をしたいなら、企業に勤めることをおすすめします。自由と安定を天秤にかけるのはなかなか難しいですが、しっかり考えた上で、満足のいく結果になるように考えてみましょう。
メディカルイラストレーターに求められる知識や資格にはどのようなものがある？
求められる知識や資格には下記のようなものがあります。一緒に確認していきましょう。
デッサン力
まずはデッサン力です。遠近、立体感を表現する手法はもちろんのこと、空間把握と人体描写に理解を深めて物を正確に捉える力が必要なので、デッサン力を養うことが非常に大切であると言えます。絵を描くことが好きな人ならば特に問題ないスキルでしょうが、鍛えておいて損はありません。
医学知識
どれだけ絵を描くことが上手な方でも医学的知識に間違いがあっては話になりません。
「どこを強調したいのか」によって「いらないものは、あえて描かない」ということも必要になります。
その判断も医療の知識があるからこその取捨選択と言えます。このように医学の知識が非常に重要なものなので、医学に興味がある方は勉強を楽しく進めることができるでしょう。
強いメンタル
編集者から修正を何度も課されることも多く、強いメンタルが必要な職業であるとも言えます。医学の最新知見による修正が入ったり、無断で修正されることもあり、修正の繰り返して忍耐力が試されます。
コミュニケーション能力
正しい情報を得るために、専門家とのコミュニケーションを常にとることが大切です。
時には手術現場への立ち会いや医師研究者などとのやり取りも多いので、コミュニケーション能力を磨いておくことは非常に大切であると言えます。
メディカルイラストレーターに必要な資格はある？
必須な資格はありません。
しかし下記のような資格はスキルを一目で証明できるものなので、おすすめです。
- llustratorクリエイター能力認定試験
- Photoshopクリエイター能力試験
それ以上に、優秀なポートフォリオがあれば、役に立ちます。自信のある作品を1つは作っておきましょう。
まとめ
今回はメディカルイラストレーターになるにあたって必要なスキルや過程についてご紹介してきました。
モチベーション高く、学び続けることができれば高収入も夢ではない職業です。
本記事を読んで興味が持てた方は資料請求やオープンキャンパスに参加してみてはいかがでしょうか。